「感謝とは気づくこと 〜本当に大切なものは目に見えない〜」
どんな出来事にも、どんな作品にも、見えている結果の裏側には、たくさんの時間や想い、努力が積み重ねられています。
例えば・・・
10分あれば食べられる料理も、それを作るにはもっと長い時間がかかりますね。
3分で読める短い手紙も、書くためにはその何倍もの時間と思いが必要ですね。
2時間の映画、5分で楽しめる音楽や、一目で感動する絵も、完成するまでには多くの時間と工夫が詰まっています。
そして、この「目に見えない部分」に気づけること・・・それを「感謝」と呼びます。
人間関係が良好な人や、幸福を感じやすい人には共通点があります。それは、この「感謝」の心を持っていることです。彼らは、日常の何気ないことの中にも、その背景にある人々の努力や優しさを見つけています。
では、この「感謝」を持つにはどうすれば良いのでしょうか?
そのポイントは、「想像すること」と、「気づくことを楽しむこと」だと思います。
例えば、家族が作ってくれるご飯には、買い物や料理の時間が詰まっています。学校の授業には、どのように伝えたら理解しやすいかを考えた準備や工夫があります。これらに気づき、その背景を想像してみることで、「感謝」の心は自然と生まれます。
気づける人は、感謝を持てる人です。そして、感謝の気持ちを持てる人は、より良い未来へと進んでいくことができると言われています。
「星の王子様」という書籍に、「本当に大切なものは目に見えない」といった言葉が出てきます。何気なく過ごしていると何も気づかないことも、目に見えないものを見ようとすると、何か日常が変わって見えるかもしれません。
さあ、今日はあなたの周りの「目に見えないもの」に目を向けてみましょう。その裏側に隠れている努力や想いに気づいたとき、いつもの風景が少し違って見えるかもしれません。
子どもに感謝の気持ちを持って欲しいと、大人なら誰でも思うと思います。しかし、それは強制してできるようになるものではありません。いかに子どもに想像させて、納得させるかが大切だと思います。そのためには、たくさんのきっかけを子どもに与えることが大人のできることではにないでしょうか。学級通信でも、繰り返し伝えていきたいですね。

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