学級通信ネタ(コピペOK!)「ふわふわ言葉とチクチク言葉」より良い人間関係の構築のために

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「ふわふわ言葉」と「チクチク言葉」

 ここ数年、「ふわふわ言葉」と「チクチク言葉」という言葉を耳にする機会が増えました。

 小学校の道徳の授業などで扱われることも多いそうです。

 「ふわふわ言葉」とは、例えば、「ありがとう」「ごめんね」「すごいね」「かわいいね」「楽しいね」「よく頑張ったね」「大丈夫だよ」「無理しないでね」「素敵だね」など、言われると気持ちがふわふわして嬉しくなる言葉のことです。

 「ふわふわ言葉」を言われると、言われた方は気持ちが楽になり、勇気も湧き、自己肯定感(「自分には価値がある」「自分は大切な存在だ」と感じる気持ちのこと)もあがります。

 一方で、「チクチク言葉」は「ばか」「キモい」「ウザい」「あっちへ行け」「そんなことも知らないの?」「なんでできないの?」など、言われると悲しくて、心が傷つく言葉のことです。

 この2つの言葉の違いはなんでしょうか? 

 「ふわふわ言葉」を話す時は、相手のことを思いやっています。どんな「ふわふわ言葉」をかければ相手の気持ちが楽になるのか、勇気が出るのか、励ましてあげることができるのかを考えて話をしています。

 これに対して「チクチク言葉」を話す時は、相手の気持ちや心の痛みを全く考えていません。相手のことを考えず、その時に自分が感じたいらだちや不快な気持ちをそのまま相手に伝えてしまいます。そして、「チクチク言葉」を言われた相手が傷ついてしまいます。

 たった一つの「ふわふわ言葉」が、相手に大きな勇気を与えたり、自信を持たせたり、心を温かくすることがあります。でも、何気なく口にした「チクチク言葉」が、相手の心に深い傷を残し、不安な気持ちにさせてしまうこともあります。

 言葉には、私たちが思っている以上の力があります。その力をどう使うかは、自分次第です。だからこそ、「チクチク言葉」をつい言ってしまわないように、注意が必要です。

 「チクチク言葉」を使わないようにするだけでなく、できるだけ「ふわふわ言葉」を相手に伝えるようにしてみましょう。そうすることで、自然と相手を思いやる気持ちが育ちますし、人とのコミュニケーションもどんどん上手くなっていきます。家族やクラスメイトなど、様々な人とより良い人間関係が築けるようになると思います。

 自分が相手にかけている言葉を意識して、自分の発する言葉を大切にしてくれると嬉しいです。

相手との関係に慣れてくると、ついつい「チクチク言葉」を多用してしまう生徒もいるのではないでしょうか。また、意識せず自分の言葉で相手を傷つけてしまったということもあるかと思います。自分の発言が「ふわふわ言葉」なのか「チクチク言葉」なのかを少し意識するだけで、他者との関わり方が変わってくるはずです。粘り強く指導していきたいですね。

 

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