未来を変えるのは「考え方」次第
みなさんは、「3人のレンガ職人」のお話を聞いたことがありますか?
同じ仕事をしているのに、それぞれの「考え方」や「姿勢」で未来が変わっていく・・・
そんな教訓を教えてくれる有名な話です。
ある町外れの一本道で、3人の職人が汗を流してレンガを積んでいました。そこへ旅人が通りかかり、興味を持って「何をしているんですか?」と尋ねました。すると、3人はそれぞれこう答えました。
1人目の職人は、ぶっきらぼうに言いました。
「親方の命令でレンガを積んでいるだけだよ。毎日同じことの繰り返しで、もう嫌になっちゃう。」
2人目の職人は、少し微笑みながら答えました。
「家族を養うために、このレンガ積みの仕事をしているんだ。このおかげで生活が成り立っているからね。」
3人目の職人は、目を輝かせながらこう言いました。
「立派な大聖堂を建てているんだよ!完成したら、たくさんの人が訪れて喜ぶだろう。この仕事ができるのは、本当に幸せなことだ。」
同じ仕事をしている3人でしたが、その「捉え方」はまったく異なっていました。そして10年後、彼らの人生もそれぞれ違う道をたどることになります。
1人目の職人は、相変わらず文句を言いながらレンガを積み続けていました。
2人目の職人は、レンガ積みより収入の良い仕事に就いていましたが、危険を伴う仕事で苦労が絶えませんでした。
3人目の職人は、大聖堂の建設を任されるまでに成長し、その後、大聖堂には彼の名前が刻まれるほどの功績を残しました。
この話が教えてくれるのは、「同じ出来事でも、どう捉えるかが未来を大きく変える」ということです。私たちも日々の生活の中で、さまざまな出来事に出会います。
それは楽しいことばかりではなく、時には辛いことや困難なこともあるでしょう。しかし、それをどう捉えるかで未来が変わるのです。
たとえば、受験まで半年しかないと感じるか、まだ半年あると考えるか。部活でけがをしてしまった時、出遅れたと思うのか、他の部分を鍛えるチャンスと捉えるのか。捉え方次第で、目の前の出来事は違う意味を持ち、未来の形も変わっていきます。
みなさんも、この3人のレンガ職人の話を思い出しながら、自分自身の「捉え方」を見つめ直してみてください。どの職人のようになりたいかを考えながら、これからの一歩を踏み出していきましょう!

同じ出来事でも、「考え方・捉え方」次第で、大きく自分の気持ちが変わってきますよね。多感な中学校の時期を過ごす生徒たちですから、楽しいこと嬉しいこと、辛いこと悲しいことたくさんのことを感じると思います。そんな時に、このレンガ職人の話がきっかけとなって、「考え方・捉え方」が変わるきっかけとなってくれると嬉しいですね。

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