~学びの先に広がる世界~
みなさんは、こんな言葉を聞いたことがありますか?
「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかったことに気づく。気づけば気づくほどまた学びたくなる。」
この言葉は、20世紀を代表する科学者、アインシュタインが残した名言です。彼は「天才」として知られていますが、実は、どんな天才でも学び続けていたのです。
学びの先にある「気づき」
みなさんも、授業や日々の経験の中で、「知らなかった!」と驚いたことがあるはずです。例えば、理科で「水は100度で沸騰する」ことを知ったとき、身の回りの世界が少し変わって見えたかもしれません。歴史で昔の出来事を学ぶと、今の社会のつながりを感じることができるかもしれません。
アインシュタインの言葉が教えてくれるのは、「知らないことに気づくこと」が、学びの楽しさの始まりだということです。知らないことに気づくと、「どうしてそうなるんだろう?」と新しい疑問が生まれます。そしてその答えを知るために、もっと学びたくなるのです。
失敗も学びの一部
学ぶ中で、みなさんはきっとたくさんの失敗もするでしょう。でも、それもまた大切な学びの一部です。アインシュタイン自身も、たくさんの失敗を経験しました。でも、失敗するたびに「なぜ失敗したのか」を考え、新しい発見につなげていったのです。
「できない」「分からない」と思ったときこそ、自分を成長させるチャンスです。その壁を越えたとき、また一つ「新しい自分」を発見できるかもしれません。
学びの旅は終わらない
アインシュタインはまた、こうも言っています。
「私は特別な才能があるわけではない。ただ、ものすごく好奇心が旺盛なだけだ。」
好奇心は学びの原動力です。数学が好きな人、スポーツが得意な人、音楽や美術に興味がある人、それぞれの好奇心の向く先は違います。でも、その先には必ず新しい発見や成長があります。
みなさんには、これからも学び続ける楽しさを大切にしてほしいと思います。どんな分野でもかまいません。興味をもったことに向き合い、「もっと知りたい」「もっと挑戦したい」という気持ちを持ち続けてください。その気持ちが、みなさんを素晴らしい未来へと導いてくれるはずです。
同じ授業をしても、「楽しい」と思いながら学ぶ生徒もいれば、「つまらない」と思いながら学ぶ生徒もいます。その差は何か。「もっと自分を成長させたい」「できないことができるようになりたい」という向上心、そして、「なんでだろう」「どうしてこの結果になるのかな」「もっと知りたい」といった好奇心だと思います。好奇心は子どものうちから出てくるものだと思いますが、それをメタ認知させるきっかけを教師が作ることができると良いですね。教師の語りだけでなく、学級通信で伝えることも有効だと思います。

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