「ロバと老夫婦」(原作:ナイジェリアの風刺漫画家Mike・Asukwo氏)
ナイジェリアの英字新聞に掲載されたものが、各国の言葉に訳されて広まっているようです。

すべての人を納得させることの難しさ
ある日、ロバと一緒に旅をしている老夫婦がいました。このお話は、たった4コマで描かれた漫画ですが、とても大切な教えが込められています。
1コマ目では、老夫婦が二人ともロバに乗っていました。それを見た街の人がこう言います。
「2人で乗るなんて、ロバがかわいそうだ!」
2コマ目では、ロバがかわいそうだと言われたので、おじいさんがロバに乗り、おばあさんは歩くことにしました。それを見た町の人がこう言います。
「じいさんだけが楽をして、ばあさんがかわいそうだ!」と言われます。
3コマ目では、おばあさんを楽にしようと、おじいさんが歩き、おばあさんがロバに乗りました。それを見た町の人がこう言います。
「じいさんを歩かせて自分がロバに乗るなんて、けしからん女だ!」
最後の4コマ目では、老夫婦は「ロバには乗らずに歩こう」と決め、2人とも歩くことにしました。それを見た町の人がこう言って笑ったのです。
「ロバの正しい使い方も知らないなんてバカだ!」
「ロバと老婦人」の話から学べること
この話から学べることは、「すべての人を満足させるのはとても難しい」ということです。何をしても誰かに文句を言われることがありますよね。
たとえば、クラスでの意見や、何気ない発言でも、誰かが批判的に見ることもあるかもしれません。
でも大事なのは、「自分がどうしたいか」「何を大切にしたいか」を考えることです。他人の意見を気にしすぎると、自分がやりたいことや大切なことを見失ってしまいます。
もちろん、友達や周りの人の意見を聞くことは大事です。でも、すべてに振り回されないことも必要です。批判や文句ばかり言う人もいるかもしれませんが、それが本当に正しい意見かどうかを自分で判断していきましょう。
この話のように、どんな選択にも賛成する人と反対する人がいるものです。だからこそ、自分の考えを持ちつつ、必要に応じて周りの意見も参考にすることが大切です。
ロバと老夫婦のお話のように、すべての人を満足させるのは難しいですが、自分がどうありたいか、何を大事にするかを考えながら行動してみましょう。周りに流されすぎず、でも人の意見にも耳を傾けられる、そんなバランス感覚を持てるといいですね!
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